学生にとって長い休みにつきものの宿題ー。
それは読書感想文。
得意な子供もいれば、苦手な子供もいます。
特に普段本を読まない子供にとっては、どうしていいのかもわかりません。
まずは書き出し方が決まれば、あとはだいたいスムーズにいきます。
これからご紹介する4つの鉄則で、書き出し方を攻略してください!
読書感想文の基本、本選び
読書が好きな子供なら特に選ぶ必要はありませんが、
読書嫌いの子供は本選びも重要なポイント。
どんな本だと読書感想文が書きやすいのでしょうか?
・興味のある本を選ぶ
感想文を書くとなると、しっかりと本を読んで理解する必要があります。
興味のないものは頭にも入らないことがあります。
趣味や好きなスポーツなど、興味のあることはしっかり頭に入り感想も書きやすくなります。
・ワクワクするような本を選ぶ
動する本なども良いですが、どちらかというと冒険やファンタジーなどの方が読み飽きせず、感想も書きやすいと思います。
文字数が少なくても絵本や童話なども、最後まで飽きずに読むことができます。
・共通点がある
人公が同じ年代だったり、似たような境遇だったりすると集中して読むことができます。
感情移入できるので、感想文も書きやすくなります。
読んだ感想を箇条書きに
面白かったこと、不思議に思ったこと、何でもいいので感じたことを箇条書きにします。
これが成功へのカギとなるので、たくさん残しておきましょう。
書き出しはこのメモを読み直して、一番印象に残っている部分から始めると書きやすくなります。
本の内容を思い起こしながら、自分の感想から書き始めることで上手な書き出しができます。
書くのが面倒だったり煩わしいときは、付箋をつけておくのも良いですね。
図書館で借りた本とかではなく、自分で買った本であれば、直接本に印をつけるのもわかりやすいです。
感想文の書き出し方のセオリー
書き出し方は自由だとは言っても、ある程度こうしたほうが良いという法則があります。
・最終的な感想を書く
ただ面白かった、ではなくもっと具体的な感想があるはずです。
「主人公のこんな姿に感動した」
「こんなことが勉強になった」
そういった感想から始めると次も続けやすくなります。
・一番印象に残ったシーンや台詞
インパクトに強く残ったものから書き出すと、読む人の興味も惹きつけられます。
そのシーンや台詞がどうして印象に残ったのか、から書き出すことで文章も繋げやすくなります。
・なぜその本を読もうと思ったのか
当の出会いも書き出す上で重要なポイントになります。
できるだけ簡潔にまとめてください。
・本から得たもの
その本を読んで自分が成長したことや、
やってはいけないと思ったことなども読む人に興味を与えます。
「?のような内容だったので、こうしようと思った」
といったことを簡潔にまとめるのも上手な書き出しのひとつです。
読書感想文の書き出しでやってはいけないこと
とても大事な書き出しですが、やってはいけないことがあります。
それは読んでいる人に「もう読みたくない」と思わせてしまうことです。
どんなことがNGなのでしょうか?
・ストーリーをダラダラと書いてしまう
最初にストーリーを長々と書いてしまうことはよくあるNGです。
ストーリーを入れる場合は簡潔にわかりやすく入れるようにしましょう。
・ただ感想だけを述べる
意外と多いのが感想だけ述べて、そう思った理由についての説明がないことです。
理由を付け加えることで、感想文の内容にも厚みが出ます。
「?と思いました」と書いたらその理由もきちんと説明してください。
・目線
「主人公はこうしました」と主人公の目線で書かないことです。
「主人公はこうしたけど、ちょっと違うなと思いました」といった自分の目線で書きましょう。
これらのNGは書き出しに限らず本文を作るときも同じことが言えます。
読書感想文が出来上がったら、このNGにも注意をして読み直してみてください。
濃い内容の読書感想文になりますよ♪
まとめ
書き出しが完成したら、あとは箇条書きにした感想をもう一度見て、それを本文の文章にするだけです。
「?こう思った。」の次に「その理由は?」や「何故かというと?」といったように繋げていきましょう。
書き出しを制するものは読書感想文を制する!
がんばって完成させましょう。