顔 イボ 原因

いつの間にか出来てしまった顔のイボに大ショック!
でも、これって本当にイボなの?
どうして出来てしまったの?イボの特徴と原因について調べてみました!

  

イボってどんなもの?

ん?何か顔にプツプツしたものが・・・
痛みはないからニキビではないのかも・・・
もしかしてイボ?!

そんな顔に出来てしまったプツプツがイボなのか?
何かの出来物なのか判断するために、まずはイボの特徴についてみていきましょう。

イボの特徴とは?

イボというのは、100種類以上の種類が存在しており、
それぞれ出来る箇所や出来る年齢、原因が様々です。

今回は、「顔に出来るイボ」についてですので、
顔に出来る可能性があるイボの特徴についてみていきます。

◇青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)

顔に出来るほとんどのイボがこの、青年性扁平疣贅と呼ばれる種類で、
見た目には米粒より小さな大きさで、肌と同じような色をしています。

出来る年齢としては20歳代が最も発症が多く、
中年を過ぎると徐々に出来る確率が低くなっていくという特徴があります。

◇老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)

いわゆる老人性イボです。
出来たばかりの時には、1,2㎜と極めて小さいのですが、
次第に大きくなっていくという特徴を持っています。
色は肌よりも濃く、黒に近い色をしています。

老人性疣贅の場合には、良性の場合と悪性の場合があるので、
心配な場合には病院を受診するといいです。
自己判断が一番危険ですので、触らずに医師に相談しましょう。

顔にイボが出来る原因とは?

顔 イボ 原因

では、なぜ上記のような青年性扁平疣贅や老人性疣贅が顔に出来てしまうのでしょうか?
その原因について調べてみました!

青年性扁平疣贅の原因

顔のイボの大半である青年性扁平疣贅は、「ウィルス性」です。
ですから、原因はウィルスに感染したことが原因で起こります。

ウィルスである、「ヒトパピローマウイルス」が
顔に出来ていた傷口などから入り込み、感染し、イボとなってしまいます。

ヒトパピローマウイルスには、種類がたくさんあり、
3型と10型に感染すると青年性扁平疣贅を引き起こしてしまいます

老人性疣贅の原因

老人性疣贅とは、別名「脂漏性角化症」という病名がついており、
老化現象の一つですが、原因は大きなもので「加齢」。
発祥する年齢にばらつきはあるものの、肌の老化によってイボが出来てしまいます。

脂漏性角化症が加齢によって起こるのは、
これまでに皮膚が受けてきた「日光」が原因であるからです。

紫外線によって肌は老化していくのですが、これは「光老化」と呼ばれています。
ですから、紫外線対策は日焼け以外のためにも必要な対策なのです。

顔のイボを治すためにはどうしたらいい?

顔 イボ 原因

では、今回は20代後半女性に多くなる
青年性扁平疣贅の治し方についてまとめてみたいと思います。

青年性扁平疣贅が出来たときの注意点

まず、イボを治す対策を取る前に、
青年性扁平疣贅が出来てしまったときの注意点について知っておきましょう。

このウィルス性のイボの場合には、ウィルス感染によって発症することから、
イボを触った手で他の皮膚に触れることによって感染してしまう可能性があります。

かゆみなどが出る場合や、単なる湿疹と勘違いしてしまう場合には
安易にイボに触れ二次感染を引き起こすこともあります。

自分だけでなく、他人にも感染させてしまう可能性もありますので十分注意が必要になります。

どうしたらイボは消えるの?

では、出来てしまったイボはどうやったら消えるのでしょうか?
またそもそも治すことができるのでしょうか?

答えは、「YES」です。

しかし、あくまでも「皮膚科での治療」によって
完治が望めるのであって自宅ケアでは治りません。

可能性がなくはないですが、
病院での適切な治療によって早めの治癒に繋がります。

顔のイボに効果的な治療法は?

顔 イボ

では、顔に出来た青年性扁平疣贅を皮膚科を受診し、
治したいとき、どういった治療が行われるのでしょうか?

イボの治療方法とは?

皮膚科で行われる治療法は、いくつかありますので、
イボの種類や進行具合によって変わってきます。

・一般的な治療

 最も多く行われている治療法が、「液体窒素凍結療法」です。
液体窒素をイボに押し当てることで、組織を凍結→壊死させるというものです。

一般的ではありますが、炎症を起こさせることになるので
痛みが強いのが難点ではあります。

そして、イボの進行具合によっては
回数を重ねていく必要があり、治療が数か月に及ぶこともあります。
基本的に保険適用内になります。

・レーザー治療

 今ではレーザー治療も一般的になりつつあります。
熱を利用してイボを焼き、イボ自体を皮膚からくり抜くという治療法になります。

こちらもかなり激しい痛みを伴うため、多くの場合には麻酔を使用することになります。
そのため痛みは緩和できますが、保険適用がされない場合もあるので注意が必要です。

おすすめは液体窒素?レーザー治療?

液体窒素は痛みが伴うこと、レーザー治療は治療の痕が残ることもあるので、
ご自身でよく考えて治療法を決定しましょう。

内服薬も処方されますが、これは、ウィルスの力を弱めるものであって、
イボ自体を消すことができる薬ではありません。
治療と並行して処方されることになります。

まとめ

顔に出来てしまったイボには青年性扁平疣贅と老人性イボという種類に分かれますが
20代が発症する多くが青年性扁平疣贅です。

病院での治療が最善の方法になりますので、
二次感染を防ぐためにも速やかに医師の診断を受けることをおすすめします。