お盆 お供え

お盆に里帰りする方は多いと思います。
実家であれば、フランクに手土産程度ですみますが、
義家族となるとそうもいきませんよね。
それぞれのしきたりなんかもあります。

そこで今回は、いろいろなお供え物のマナーについて集めてみました。

人間関係をスムーズにするためにも、ある程度のマナーを知っておきましょう!

  

一般的なお盆のお供え物とは

お盆 お供え

相場はだいたい3千円から5千円くらいです。

お盆のお供え物は各家のしきたりや、宗派、地域などによって違いがありますが、
基本はご先祖様をもてなすために供えるもの。
ご先祖様が喜んでくれそうなものをお供えするのが、お供え物の基本です。

一度お供えしたものは、親族みんなで分け合ったりすることが多いので、
個別包装されたお菓子や果物、飲み物などが分けやすいですよね。
やはり圧倒的に多いのがこの3つです。

・お菓子
・果物
・飲み物

他にはこのようなものもあります。

・お花
・線香やろうそく
・乾麺
・洗剤の詰め合わせ

お盆が8月ということもあり、
日持ちのしない生ものや生菓子などは避けた方が良いでしょう。
冷蔵庫の邪魔にならないようなものがオススメです!

施主のご家庭のことも考慮してください。
故人のためとはいえ、もらった相手が困るものは避けるようにしましょう。

近しい人であれば、直接聞くのが一番良いかもしれませんね。

そして持参したお供え物は、勝手にお仏壇に供えてはいけません。
施主の方に「お供えしてください」と手渡すようにしてください。

タブーなお供え物は?

お盆の時期は殺生をしてはいけない、
ということから肉や魚などは避けた方が無難のようです。
宗派によってはお酒やコーヒー、タバコといった嗜好品がタブーなものもあります。

花でも棘があったり匂いが強い、毒がある花などはできれば避けましょう。
故人がバラ好きだったりしたときは別ですけどね。

常識を外れた高価な物なども避けましょう。
ごく一般的な3千円から5千円という範囲の中から選ぶようにしてください。

のしはどうしたらいい?

お菓子などの場合はむき出しでは失礼なので、のしや掛け紙をつけてくださいね。
掛け紙の水引は結切り、関東では黒白、関西では黄白が一般的です。
買ったところのお店に相談するのも良いかもしれません。

表書きは「御供」が無難かと思います。
下段には氏名を入れましょう。

現金を包む場合

お盆 お供え

初盆(忌明け後初めてのお盆)の場合は現金をお供えするのが多いようです。
現金と一緒にに3千円くらいのお供え物を添えるのが良いでしょう。
現金の場合もお仏壇に自分でお供えせずに、施主に手渡してください、

水引は関東は黒白、関西が黄白が一般的ですが、確認しておく方が無難ですね。
こういうのは地域や家庭によって違いがあるので、困ってしまいます。
ですが毎年変わる物でもないので、しっかり覚えておきましょう!

結びは結切りか鮑結び、表書きは「御仏前」「御供」などが一般的。

初盆の相場はだいたい1万円くらいです。
初盆以降は3千円くらいとなっているようです。

お供えを送る場合

写真4お盆 お供え

お盆の時期とは8月13日から16日までの4日間です。
ただし、地域によって違うところもあるので、注意してください。
この時期までに届くように送るのが基本です。

施主が遠い存在であるときは、商品券やビール券などの方が喜んでもらえるかもしれません。
「商品券とは失礼な!」と思われないような相手であれば、
送り先の方が不自由なく使える商品券を選ぶのも選択肢のひとつです。

送った旨を先方に連絡するのも忘れないでください。

まとめ

何かとしきたりの多いお盆のお供え物、ちょっと面倒だな、って思うこともあります。
ですがご先祖様への感謝を思う大切な行事です。

お盆 お供え

考え込んでしまうと何もできなくなってしまいます。
わからないことは積極的に聞いた方が、スムーズにいくことも多いです。

あまり神経質にならずに、日本の大切な行事をつなげていきましょう。