アトピー 食事
人が誕生してから初めてのアレルギー反応は、
食物アレルギーで0才から1才までに発症します。

そして1才から3才までにアトピー性皮膚炎、
3才から6才に気管支喘息6才から花粉症、
口腔アレルギー等へ移行していく事が統計から分かっています。

我が子の真ん中の子どもがまさにこの教科書通りの成長で今7才です。
本当に一般的なんだなと痛感しているところです。
アレルギーの始まりは食物から始まるといえますね。

ですのでまず入り口である食物に対して対策をたてるといいことが分かります。

  

アトピーと食事の関係、皮膚なのに食べ物?

アトピー 食事

食事をとると人間の体の中でどう消化されているのでしょうか。
どのように反応してしますのでしょうか。

口の中に入った食べ物は、歯で細かく砕かれて胃や腸で消化されます。
そこでタンパク質はアミノ酸、ペプチドに分解されて小腸で吸収されます。

しかし、動物性タンパク質は高分子のタンパク質のため消化しにくく、
消化されないものはそのまま小腸にたどり着きます。

その未消化のタンパク質を分解するために、
腸内は頑張って働こうとして悪玉菌が繁殖してしまいます。
腸内はいい状態とは言えませんね。腸内環境悪化ですね。

そこで高分子のタンパク質が小腸のバリアを突破して血液中に入ってしまいます。
免疫機能は驚いて異物と判断して、過剰な反応を出してしまいます。

さらにタンパク質でできている臓器にまで攻撃してしまいます。
本来体に必要でないものは汗や排泄物として身体の外に出しますが、
うまく機能できず、皮膚に症状として現れます。

身体の中で処理しきれなかったため、ちょうどためていた湯があふれたような状態です。
まさに体の中からの悲鳴と言えますね。

こう考えたらストレス感じない。食事療法引き算の考え方

アトピー 食事

食事で身体の負担を減らすためには
とにかくまずよく噛んで出来るだけ細かくして胃に送ってあげましょう。

病気を治すのは胃から、と昔から言いますね。
細かくなればなるほど、胃への負担が少なくなります。

食事の比率を意識しておくと分かりやすいと思います。
ごはん5:野菜:3タンパク質1 です。

ごはんは米、穀類、野菜は根菜、葉野菜、海藻を含みます。

いつもの食事はどうですか。

タンパク質は全体の1でいいんです。
思っているより少なくていいんですよね。

子どもも成長にタンパク質が必要だと栄養指導で言われますが、
摂りすぎになってしまいがちです。

タンパク質、特に動物性のものは摂りすぎると胃に大きく負担がかかります。

ですので、具体的に今の食事から引いていくもの、4つを提案します。

まず
①動物性タンパク質です。
牛肉鶏肉豚肉、牛乳などを引きましょう。
白身魚は負担が少ないですが、赤身の魚や青魚は消化しにくいです。
後、3つあります。

②油です。
一般的によく使われるリノール酸、サラダ油べに花油などの植物油は炎症を誘発すると検証されています。
代わりに、αリノレン酸、しそ油アマニ油純正のごま油を使いましょう。

これらはかけて食用として食べるのに適しているので、
必然的に油をたっぷり使う食事は控えた方がいいことが分かります。

③さとうです。
かゆみの原因を引き起こす成分が入っています。
今の量から引きましょう。

④添加物
身体に蓄積されるとアトピーとして体の外に出そうとします。
カタカナ表示のものは引きましょう。

これらとは反対に積極的に取りたいのは旬のものです。
旬の野菜は、その時期(季節)に身体に必要なものを補ってくれます。

夏にはトマトやきゅうり、ゴーヤ、冬には大根かぼちゃ、ですね。
身体に負担がかかるものを、今の摂取している量から
引き算をして摂るということから考える、
と気持ちに負担はかかりにくいのではないでしょうか。

食べること、それは胃と腸に尋ねること

アトピー 食事

身体の働きを一日の時間で大きく3つに分けてみていきます。
20時~4時は体を休ませようとして、修復力が高まっています

4時~12時は修復して必要のないもの出そうとします
12時~4時は体の動きに伴い、消化が活発になります

このように、体が本来持っている自然な働きを意識して合わせてあげると、
体への負担、体がストレスを感じる事が少なくなると思います。

朝目覚めに湯を飲んでみたことはありますか。
空っぽの胃の中にまず何を入れてあげるかを胃に尋ねてみてください。

温かいおさ湯が入ると、じんわり胃の中が温まっていくのがとても感じられます。
私は胃がすぐにもたれたり張ったりと違和感を感じやすいので、
目覚めに湯をのんで胃にスイッチを入れてあげるようにしています。

それに気づいた時から胃に調子を尋ねながら食事を考えて摂ります。
また、食べるものによって胃での消化の時間も違います。

果物は20分~30分
野菜は1時間~2時間
炭水化物は2時間~4時間
肉、脂肪類は6時間~8時間
と言われています。

消化の早い順から食べることで、
その食べ物のベストなタイミングで消化に胃の負担が少なくて済みます。

胃が重たくないか、排泄物は変わりないか、毎日確かめながら過ごしていくと、
おのずと体が欲しているものに気づくようになります。

すぐにはよくわかりません。
1週間2週間1か月とサイクルを経ていくうちに、変化に気づきます。

まとめ

アトピー 食事

自分の身体と向き合う事が習慣になると気になるので、
これからの人生もずっと続けられます。

お腹が減ったと感じた時に腹7分。
食べ過ぎると体は消化のためにエネルギーを使い果たし疲れてしまいます。

アトピーの症状の治療に使うエネルギーをも消化のために使ってしまいます。

日頃、子どものいう事をきいてあげられている、
もちろん、言動事に対してもですが、子どもの身体の不調にも、
母親は誰よりも早く気づいてあげられます。

ですので、自分の身体にも同じぐらい気づいてあげられる力を持っていると思います。
そういう習慣は、将来、子どもの食生活の習慣をも築いてあげられ、
子どもも自然に身についていくと思います
さあ、前向きに始めてみましょう。