行ったことはなくても、そういうお祭りがあるのはご存知の方も多いと思います。
そのお祭りとは、岸和田だんじり祭です。
毎年なんらかの事故が起きているので、
そういう意味でも有名になってしまった部分もありますが、
やっぱりこのお祭りの醍醐味は迫力あるだんじりとやりまわし。
この岸和田だんじり祭とは、どんなお祭りなのでしょうか!
岸和田だんじり祭とは
大阪の岸和田市で毎年9月に行われるお祭りが岸和田だんじり祭りです。
およそ300年もの歴史のあるお祭りで、
5つの穀物がたくさん取れる五穀豊穣を祈願した
稲荷祭が始まりだといわれています。
だんじりとは、お祭りなどで使われる屋根がついた屋台の下に
車輪がついた山車のことで、笛や太鼓、囃子方などを乗せて練り歩くものです。
「そりゃ、そりゃ、そりゃ」と掛け声をかけながら豪快に駆け回ります。
岸和田だんじり祭では、このだんじりが勢いよく走り回り、
曲がり角で大きく方向転換する様子が大きな見どころ。
だんじりの高さはおよそ4m、重さは4トンを超え、
スピードがついただんじりが直角に向きをかえることを「やりまわし」といい、
その迫力は生で見るともの凄い迫力です。
こんなふうに駆け抜けていきます。
早っ!怖っ!威勢がいい!!
といった感じのお祭りですね。
岸和田だんじり祭り 初心者の心得
そんな迫力満点なだんじり祭、ぼーっとしてたらとんでもないことになってしまいます!
見る側の心得もあるので、初めて行く人は肝に銘じておいてください。
1、お祭り関係者や警察官、警備員の指示には絶対に従うこと
2、近くに脚立や踏み台、または大きな石などがあったとしても、登って見物はしてはいけない
3、傘は危険なので、雨の場合は合羽などを着るべし
4、喫煙しながらの見物は絶対にだめ
5、だんじりの通行の邪魔をしてはいけない、特に曲がり角は危険な場所なので近寄るべからず
6、ゴミは絶対に捨てるべからず
といったことが注意事項です。
近寄りすぎると怪我の危険もありますが、
それ以外は普通のお祭りの注意事項となんら変わりはありませんね。
2017岸和田だんじり祭りの日程
2017年は9月16(土)と17日(日)の両日。
だんじりを試運転する「試験曳き」というのが9月3日と15日にありますが、
本番に負けないくらいに動かします。
どちらも午後2時から4時の間にだんじりを動かすので、
ゆっくり見たい人にはこちらもオススメです。
岸和田だんじり祭りは春木川を境に岸和田地区と春木地区に分かれます。
岸和田地区の方が参加する町も多く露天なども出るので、岸和田地区の方が混雑します。
お祭りを楽しむなら岸和田地区、だんじりを堪能したいなら春木地区がいいかもしれません。
どちらも駅周辺が開催場所になります。
時間は16日は朝の6時から夜10時まで、17日は朝9時から夜10時までとなっています。
昼は威勢のいいだんじりが観れますが、
夜7時頃からは提灯が飾り付けられただんじりが、ゆっくりと町内を練り歩きます。
お子様でも安心してゆっくり見物できますよ。
そしてだんじりが格納庫に収められて終わりとなります。
アクセス方法と駐車場について
渋滞や混雑は覚悟しておいてください!
電車を利用する場合は、南海本線「岸和田駅」と「春木駅」で下車するとすぐ会場です。
ですが両駅は当日ものすごい混雑なので、間にある和泉大宮駅で下車するのがポイント、
曳行コースもすぐそばです。
臨時駐車場はないので、車で行く場合は近くの有料駐車場を利用することになりますが、
大規模な交通規制が敷かれます。
会場近くまで車で乗り入れるのはオススメできません。
会場から少し遠い駅の駐車場に停めて、電車を利用する方が早いかもしれませんね。
会場は広範囲にわたりますが、どこも混雑します。
特に岸和田駅周辺や岸和田城近辺、それにカンカン場などは人で溢れかえるので、
移動にも時間がかかるのを覚悟しておいてください。
有料観覧席については、
桟敷席運営 株式会社大阪文庫で予約販売をしているのでご確認ください。
10月のだんじり祭について
岸和田だんじり祭は10月にもおこなわれます。
9月のお祭りに比べると随分と地味になりますが、
ゆっくりだんじりを見たい人にはオススメです。
開催場所も山側の地区になり、2017年の開催は10月7日(土)と8日(日)です。
地元の人が多いお祭りで、狭い道を通るので
だんじりもゆっくり走り、近くで見ることができます。
一味違っただんじり祭りを楽しむことができます♪
まとめ
狭いところでは建物にだんじりがぶつかって、建物が壊れてしまうこともあるとか。
そのための「だんじり保険」なるものがあるくらい、熱くなれるお祭りです。
「近寄ると怪我をするぜ!」と言わんばかりの迫力あるだんじり、
近くで体感してみてはいかがでしょうか。