梅の効果で健康に!

梅
夏になると暑さの為体がだるくなりますよね。
それを解消する為に我が家は毎年5月になると梅酒を作ります。
梅には「クエン酸」が含まれていて疲労回復に効果があります。

また、「ムメフラール」という物質も含まれ血液をサラサラにしてくれます。
さらに整腸作用もあるんです。

子供は梅酒を飲めませんので同時に梅ジュースを作ります。
子供が小さい時からの恒例行事になっていますので、
面倒くさそうにしながらも一緒に作ってくれます。

大きくなった子供とコミュニケーションを取れる作業です。
みんなで梅のヘタを取っていると「もう少しで夏だなあ」と思います。

ヘタを竹串で取っている時に梅にキズがつくといたみやすくなるので
子供に「キズをつけないように気をつけて」なんて声をかけながら作業しますが、
ちょっと梅にキズがついた時にふわっと梅の香りがすると幸せな気持ちになります。

梅にはアロマ効果もあると感じています。
匂いの記憶は年を取ってもふと思い出すきっかけになります。
梅の香りが子供の頃の楽しい思い出をよみがえらせてくれたらいいなと思います。

梅酒の作り方

梅酒の作り方
作り方は簡単です。先におこなっておくことは、
容器の殺菌です。殺菌したあと容器の水滴を十分に拭いておいて下さい。

次に梅を水につけアクをとります。
梅が全部浸かるくらいの量の水に1時間つけます。

この時にアクの少ない梅は水に浸けなくても大丈夫です。(南高梅など)

ここから本作業です。まず、梅を洗います。
優しく丁寧に洗って下さい。

ざるで水をきり、水滴が残らないように付近やキッチンペーパーで拭いて下さい。
梅を出来るだけ氷砂糖にふれさせて梅のエキスを出やすくする為に
氷砂糖と梅を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぎ、冷暗所で保存します。

床下収納のある家は床下収納がおすすめです。
見えるところに保存しておくとエキスが抽出されるまで待てなくて飲んでしまいがちです。
出し入れの際にギックリ腰に注意しましょう。

また、1日1回かき混ぜるとか上下ひっくり返すと梅からエキスが抽出されやすいそうですが、
我が家では、上下にひっくり返した時にフタが開いて大惨事になった事があります。

それ以来飲み頃までいじらないようにしています。
ですが、出来上がりにそんなに差はないと思います。

基本の作り方だと梅と氷砂糖の量は同量になりますが、
それだと甘すぎでカロリーが多くなります。

また、それより虫歯の原因にもなります。
クエン酸+砂糖は歯を溶かす最高の条件が揃うと歯医者さんに言われました。
梅酒や梅ジュースは飲んだら歯を磨きましょう。

手づくりの良いところは、氷砂糖の量を調節できる所ですが、
氷砂糖を減らし過ぎると美味しい梅酒が出来上がりません。
700グラムくらいが多すぎず、少なすぎない美味しい量だと思います。

梅酒のアレンジメニュー

梅酒の作り方
梅酒の材料は、梅 1キロ、ホワイトリカー(35度)1本、氷砂糖700グラムです。
梅のジュースの材料は、梅1キロ、りんご酢1リットル、氷砂糖700グラム

アレンジメニューその1:梅酒の紅茶割り

梅酒が出来たらそのまま飲んでもお水やお湯で割ってもサイダーで割っても美味しいですね。
でも、それに飽きたらおすすめの飲み方があります。
梅酒の紅茶割りです。

梅酒に梅酒の倍量の紅茶を入れます。
おうちで入れた紅茶でも美味しいですが、午後の紅茶のストレートティーを入れると
てっとり早くて美味しいです。

アレンジメニューその2:梅の甘露煮

今年の梅酒をつける前に去年の梅酒の実を取り出して梅の甘露煮を作ります。
これで空いた容器を煮沸消毒して次の梅をつける準備をします。

梅の甘露煮を作っておくと子供たちが好きな時に一口でパクっと食べれるので、
お腹が空いて夕飯が待てないときなど重宝してます。

作り方は、瓶から梅の実を取り出します。
この時に梅の実はだいぶ柔らかくなっていますので優しく取り出さないと実が崩れてしまいます。
1キロの梅の実をすべて取り出して鍋に入れます。

その鍋にひたひたの水を入れ中火で煮ます。
20分くらい煮ます。砂糖を500グラム入れて水の量が半分になるくらい煮詰めます。
焦がさないように気をつけましょう。

火をとめて冷めたら冷蔵庫で保存して下さい。
歯が要らないくらいトロンとして甘くて美味しいです。

アレンジメニューその3:梅のゼリー

材料:梅酒100cc、水300cc、砂糖大さじ3、ゼラチン5グラム、梅の甘露煮4つ

我が家のように梅酒と一緒に梅のジュースを作っている方は
梅酒の分量を梅のジュースに変えればお子様も食べられます。
これは、梅の甘露煮を使用して梅ゼリーを作ります。

先におこなっておくことは、ゼラチンを少量の水でふやかしておきます。
それでは、砂糖と水を火にかけて砂糖を溶かします。

火をとめてゼラチンを加えます。さらに梅酒、または梅のジュースを加えます。
カップを4つ用意して甘露煮を1つづつ入れます。

作った液を分け入れます。冷めたら冷蔵庫に入れ固まったら食べられます。
見た目も涼しげで初夏にぴったりなデザートです。

まとめ

梅酒はワインのように熟成させると美味しいそうですが、
うちでは、1年で飲み切れる量を作り、実まで食べきります。
飲み頃は作ってから半年から一年です。

梅酒は5月に漬けて秋に飲むのがベストです。
子供の為に作った梅のジュースは、夏バテ予防が目的なので、
まだ梅のエキスが抽出しきれていない夏休み頃が解禁日としています。

梅仕事は、面倒といえばそうですが、
我が家はなにより子供が梅を好きなので喜ぶ顔がみたくて毎年の恒例行事となっています。