夏の食材の中でも、値段も比較的安く、家庭でも栽培できることから人気が高いのが、ゴーヤです。
おひたしなどシンプルな調理では少しクセの強いゴーヤですが、薄切りにして油を通し、
馴染みの調味料とあえるゴーヤチャンプルーなら、おつまみにもおかずにも、美味しく大満足の人気メニューです。
一見手間がかかりそうな料理ですが、手順はとても簡単で、材料もすぐに揃うものばかりです。
お家の調味料で出来るので、ぜひ作ってみてくださいね。
ゴーヤチャンプルーの材料
ゴーヤは余るとなかなか使い道がありません。
そのため、ゴーヤ一本分の材料を紹介します。
ゴーヤの大きさによって変わりますが、2~3人前の目安です。
具材
・ゴーヤ 1本
・木綿豆腐 1丁
・豚バラ肉 100g
・刻み小ネギ ひとつかみ
調味料
・ごま油またはサラダ油 小さじ1
・しょうゆ 大さじ2
・かつおだし顆粒 小さじ1
・塩こしょう 適量
※木綿豆腐1丁とは、300g~400gの大きさのことを指します。
ゴーヤチャンプルーの簡単な作り方
それではレシピを紹介していきます。
1、お豆腐の水を切っておきます。
豆腐をお皿にのせラップをかけ、重石をのせて数時間おいておき、出た水をラップ越しによく絞ります。
※時間がなければ、レンジで2分チンして、キッチンペーパーにくるんでよく絞ります。
2、ゴーヤを縦に切り、種や綿の部分をきれいに取り除きます。
3、スライサーまたは包丁で、2~3ミリ幅に薄く切り、冷水にさらしておきます。
※薄いほど、仕上がったときに苦味が気にならないです。
4、フライパンを中火で熱し、ごま油またはサラダ油をひいたら、
豚バラ肉を焼きます。ほんのり白っぽくなるまでが目安です。
5、お肉を端に寄せ、空いたスペースに、よく水を切ったお豆腐を並べます。
6、豆腐の両面に、中火できつね色の焼き色をつけます。
7、洗って水を切ったゴーヤと、小ネギを加えます。
8、調味料もすべて加え、具材とよく混ぜながら、中火で炒めます。
9、お豆腐やゴーヤから水が出てきた場合は、強火で炒めて水分を飛ばします。
10、ゴーヤが透き通ってきたら、味を見ます。薄い場合はお醤油で少しずつ調整しましょう。
11、塩こしょうをふり、かつをぶしをあえたら、完成です。
ゴーヤチャンプルーはアレンジ自在
チャンプルーというとゴーヤのイメージですが、
チャンプルーに使われるかつおだしとお醤油は、
ゴーヤ以外にもぴったり合う王道の調味料。
おいしいアレンジをご紹介します。
・家計の味方!もやしでチャンプルー
一袋30円前後のもやしは、お給料日前に大助かりの救世主。
さきほどのレシピのゴーヤを、もやしに変えることで、
リーズナブルにお腹いっぱいになれるチャンプルーの出来上がり。
また、ゴーヤチャンプルーのかさを増したい時に、もやしを加えるのもOKです。
その場合は、調味料も味を見ながら少しずつ増やします。
・カレー粉で夏にもっとおいしい・ピリ辛ゴーヤチャンプルー
ゴーヤチャンプルーの通常レシピに、調味料と一緒に
カレー粉を加えてスパイシーにアレンジができます
辛いものが食べたくなる夏にぴったりの味です。
ちなみに、カレー粉は少量でもピリッとするため、
辛いものが苦手な方やお子さまが食べる場合は、
小さじ2分の1くらいから、少しずつ足してくださいね。
ビールにもよく合う、おつまみ仕様のアレンジです。
ゴーヤチャンプルーのおいしい食べ方
ゴーヤチャンプルーというと、泡盛やビールのおとも、という印象が強いです。
しかし、おつまみだけでなく、しっかり味でボリュームのあるチャンプルーは、おかずにもぴったり。
おいしい食べ方をご紹介します。
・まずは定番、ビールのお供に。
おつまみにする場合は、仕上げの塩こしょうをしっかり目に振りましょう。
ピリッとスパイシーな胡椒と塩の効いた味は、お酒もすすみます。
・お弁当にも!彩り豊かで見た目も満足
ゴーヤチャンプルーはお弁当にも活躍します。
その場合の注意点は、水分をしっかり切ることです。
お豆腐の水切りを事前にしっかりしておくのはもちろん、
お弁当に入れるときはスプーンなどは使わず、お箸で移します。
スプーンを使うと汁が入ってしまい、汁漏れの原因になりやすいんです。
また、冷めると味が薄く感じられるため、
お弁当に入れるときも塩こしょうをしっかり振るのがベストです。
・玉子と一緒に食べて、お腹満足!
ゴーヤチャンプルーが残り少なくなってきたときや、
もっとボリュームが欲しい…そんなときは、玉子が活躍します。
フライパンに溶き卵を流し入れ、半熟に熱したらゴーヤチャンプルーをのせます。
フライ返しで包むように閉じて、塩こしょうをふれば完成です。
豚バラ肉もゴーヤも、玉子と相性のいい食材です。夕食前にパパッとできる、
簡単でおいしい食べ方なので、ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ゴーヤチャンプルーというと、居酒屋や沖縄料理店でしか食べられない、
手間のかかる料理…というイメージが、変わったのではないのでしょうか。
お家の調味料や材料で、普通の野菜炒めをするように簡単に作れるんです。
これから旬のゴーヤを一番美味しく食べられるチャンプルー。
ぜひこの夏にご家庭でも試して、食卓に季節の彩りを添えてください。
そして、王道の味はもちろん、お気に入りのアレンジを見つけ楽しんでくださいね。