乾燥肌に悩む女性の中には、原因が何かわかっていない人もいることでしょう。
もしかしたらあなたの生活習慣の中に、乾燥を引き起こす原因が隠れているかもしれません。
今回は、乾燥肌になる原因や、対策について考えてみたいと思います。
乾燥肌でも、かゆみが伴うときにはどんなスキンケアを行うべきなのでしょうか?
意外と知られていない、驚きの原因と対策についてみていきましょう。
乾燥肌の原因とは?乾燥肌になりやすい人の特徴!
乾燥した肌は、潤いをなくして若若しさを失うばかりか化粧ノリまで悪くしてしまう厄介な肌トラブルです。
まずは、肌が乾燥するメカニズムと原因について考えてみましょう。
乾燥肌のメカニズム:潤いを保つ機能とは?
乾燥肌になってしまう人にはある一つの特徴があります。
それは、「肌の水分保持機能」が著しく低下しているという点です。
肌は本来、潤いを保つために水分を保持する機能が備わっています。
これは、角質層の中に細胞を繋ぎ合わせることによってバリアを張っているはずのものが、
保湿不足によりバリア機能がなくなっているということなのです。
バリア機能が低下した原因は?
では、バリア機能が低下している、つまり乾燥肌になっている人の特徴をあげていきましょう。
思い当たるところがあるのではないでしょうか?
①保湿不足(スキンケア不足、間違いなど)
②食事バランスの乱れ
③睡眠不足
④入浴法の間違い
などです。
バリア機能を作り出しているものは、スキンケアから取り入れますし、
睡眠不足や栄養不足は肌のターンオーバーを送らせます。
あなたの生活習慣こそが、乾燥肌を作り出していると言っても過言ではありませんね。
乾燥肌にかゆみが伴うのはなぜ?
乾燥肌は、それだけで女性にとっては辛い肌トラブルですが、
ここにかゆみが伴うこともあります。
そうなるとどうしても掻いてしまい、赤みを帯びたり傷を作ってしまったり、
それこそお肌へのダメージが心配ですよね。
乾燥肌にかゆみが出てくるのは何故なのでしょうか?
乾燥肌とかゆみの関係は?
そもそも肌に起こるかゆみは、皮膚内の「ヒスタミン」という成分によって引き起こされます。
このヒスタミンは、肌が刺激を感じると出てくる成分です。
乾燥肌でかゆみが生じるのは、乾燥肌になっているときには、
肌のバリア機能が低下しているときだとお話ししましたね。
そうなると、外部からのちょっとした刺激も直接受けてしまうことになり、
かゆみに繋がってしまうのです。
ということでかけばかくほど肌は刺激を感じるので、
どんどんヒスタミンは作り出され、かゆみは悪化していきます。
乾燥肌によるかゆみを抑えるためには?
では、乾燥肌によるかゆみを引き起こさないために出来ること、
それは、「乾燥肌を一刻も早く改善すること」なのです。
乾燥肌だからかゆみが出ているのではなく、
乾燥肌によってその他の刺激を受けているということなので、
じんましんや炎症を起こす可能性を秘めています。
乾燥肌を治すことは、かゆみを抑えることだけでなく、
その他のダメージからも肌を守ってくれるのです。
かゆみを伴うときの乾燥肌対策には正しいスキンケア!
では、ここからは乾燥肌対策について考えていきましょう。
乾燥肌対策はどうしたらいい?
まずは、生活習慣を見直すところから始めましょう。
栄養不足が原因になっているときには、
ビタミンAやビタミンEが多く含まれた食材を取り入れていくようにしてみましょう。
睡眠不足が続いているときには、睡眠時間を確保するだけでなく、
良質な睡眠を取れるよう、リラックスタイムで体をほぐしてからベッドに入るのもいいですよ。
入浴は、短い時間に抑え、温度も40度程度にしておきましょう。
半身浴が美に良いとされていますが、実は乾燥肌には大敵。
長風呂と高い温度のお風呂は、乾燥を招きます。
正しいスキンケアで潤いを保つ!
保湿をすることは、乾燥肌の最大の対処法だと言えるでしょう。
しかし、そのスキンケアこそが乾燥の原因になっていることもあります。
スキンケアの際には、クレンジングや洗顔を必要以上に行うことなく、優しく行うようにしましょう。
過度な洗顔は皮脂を落としすぎてしまい、乾燥を招きます。
保湿力の高いスキンケア用品を選ぶだけでなく、
洗浄力の強すぎるものを選ばないという点にも注意した方がよいですね。
かゆみを伴うときの乾燥肌対策アイテムベスト3!
最後に、かゆみを伴う乾燥肌対策にぴったりのアイテム、
同じく乾燥肌に悩む人が選んでいるアイテムをご紹介します。
乾燥肌対策ベスト3:ワセリン
ワセリンの働きは、「肌の保護」です。
刺激から肌を守ることもそうですし、肌の水分を逃がさない働きもしてくれます。
衣類と顔のこすれや、外部からの刺激から守ってくれますよ。
しかし、一つだけ注意点があります。
水分を逃がさない働きをしますが、保湿という面では働きはありません。
ワセリンには保湿成分は入っていませんので、その他のスキンケアで保湿し、
最後にワセリンでその潤いを逃がさない、といったつかいかたになります。
乾燥肌対策ベスト2:薬用クリーム
どうしても乾燥によるかゆみでかいてしまうときには、
かゆみ止めクリームを使うとよいでしょう。
これ以上乾燥がひどくなるのは防ぎたいので、
かゆみ成分ヒスタミンの作用を抑える「ジフェンヒドラミン」配合のクリームを使ってみましょう。
乾燥肌対策ベスト1:保湿剤
乾燥によるかゆみには、「保湿剤」が最も人気の高いアイテムであることが分かりました。
市販品でもありますが、病院でも処方してもらえます。
肌の潤いを取り戻すことが乾燥肌対策の第一優先ですね。
保湿剤の中には、多少痛みを感じるものもありますので、
自分の肌に合ったものを探してみましょう。
まとめ
乾燥肌は、食事や睡眠も関係しており、これらの改善によって治ることもあります。
対策としては、見直しすることにプラスして正しいスキンケアを続けることが大切です。
スキンケアだけでなく、医薬品の使用もまた、効果を感じることができるでしょう。