アトピー 原因

生まれて3か月が経ち、乳児湿疹かなと思っていた湿疹が
じゅくじゅくしており、まだ治りそうにない。

これはもしかしてアトピーと言われているものなのかと、
頭をよぎることが多くなったら、まず小児科か皮膚科を受診した方がいいです。

個人的には、アレルギー体質という視野で検査や治療、
親への指導の細かさなどからまずは小児科がお勧めです。
小児科の先生は、私が全く分からない中でトータル的な指針を打ち出してくれました。

  

アトピー性皮膚炎とは一体どういうもの?どういう状態をいうの?

アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹があり、
それがよくなったり悪くなったりを繰り返している状態です。
その上さらに、アトピー素因を持つということで診断されます。

アトピー性素因とは、本人または家族がアレルギー性の病気があり、
免疫物質であるIgE抗体を作りやすいという事です。

皮膚や粘膜から血液やリンパ液にアレルギーが侵入し
体が驚異とみなした時に内臓の中で肝臓の作用により抗原抗体反応が起こります。
その反応が過剰になった状態です。

異物とされたものがバイ菌の住かになる可能性があるので、
体は力を振り絞って熱を発生させます。

そうすることで、バイ菌の増殖を防いで
血管を収縮させないようにしようという働きが起こります。

反応が病的になると肝臓に大きな負担がかかるので、
結果、局地的に熱を帯びたかゆみの激しい湿疹が生じます。

このように内臓と皮膚と互いに関係をもって、
アトピーといわれる湿疹ができることが分かります。

湿疹の場所は赤ちゃんは頭部から顔面にかけてが多く、
幼児期の子どもになると手やあしの関節部になることが多いです。

アトピーの原因は一体何?体がどうなっているの?

アトピー 原因

アトピーの原因としては、口にする食物によるアレルゲン、ダニ、ハウスダスト、
皮膚に在住している細菌(最近の研究では黄色ブドウ球菌であることが判明)と
皮膚コンディションによる、乾燥によるカサカサ肌、
せっけんの使用により元々弱かった皮膚バリア機能を弱めている、
汗によってうける刺激、化学物質、ストレスなどと言われています。

このようにアトピーの原因はいろんな要素が絡み合っており、
ウイルスが入ったから熱が出たというような原因がはっきりしたものではない
というのが治療を受けていくにあたって難しいところだと思います。

例えば、まだ食事を摂っていない赤ちゃんは食物アレルゲンはないと思われがちですが、
血液検査をすると小麦や卵牛乳といったたんぱく質のアレルギー反応が出ることが多いです。

湿疹があるから清潔にすることに気を使ってせっけんを使ってあらったり、
こまめにふいてあげたりしたくなります。

しかしそれは、角層というところにある皮膚を守る機能が低下して
少しの刺激でも敏感にダメージを受けやすい状態であるので、逆効果だったりします。

皮膚が乾燥しているという事は、角質の水分量が少ないということで、
身体の水分が逃げやすいということですよね。
ですので、体が冷えやすいということも言えます。

アトピーこうすれば症状が軽快する

アトピー 対策

このような赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の対策としては、大きくわけて3つの対策が取れます。

①身の回りの環境について
②スキンケア
③口から体内に入る食べ物についてです。

①については、汗をかいたらこまめに拭き取ったり着替えたりして肌を清潔に保つ。
寝ている間も汗をかいているので、寝具の取り換えもこまめに行うといいでしょう。
吸い取る、乾燥させるなどすることで、ダニの繁殖も減らせます。

黄色ブドウ球菌はペットの毛や空気中のほこりなど身近なところに潜伏しています。
部屋はできればフローリングに。汚れが見えやすくもなり、こまめに掃除がしやすくなります。

②に関しては乾燥をできるだけ防げるように、洗った後は保湿のものを塗布したり、
肌がでないように長ズボン長袖にするといいでしょう。
そうすれば汗もすってくれますし、目にも見えないのでかきむしりも少しは抑えられます。

③は食物アレルギーがあるのか、
どういうものに反応するのかを調べておくと対策が立てやすいです。

小児科に相談して、血液検査をしてもらうとすぐに原因が分かります。
知らないよりは知っている方が避けることが出来ます。

まとめ

アトピー 対策
アトピーはこうすれば治る、よくなるといったものがまだ確立されていません。
その子が潜在的に持っている要因も関係しますし、
いろんな事が絡み合って原因となっているため限定的ではないのですね。

わが子がずっとかゆみと付き合っていくのか、
ずっと親として気を使っていかないといけないのかと、
途方に暮れてしますかもしれません。

10人の子どもに一人はいると言われているアトピー。
でも、治ったり、軽快したりするケースもたくさんあります。

赤ちゃんが幼児、児童になるにつれ、体も大きくなり、
敏感に感じていたところが体力で補えるようになったりします。

親が神経質になって考えていると、
子どもにもそれがものすごく伝わってしましまい過敏になります。

きっとよくなる。あれっ気が付くとよくなってるわ。
それくらいの大きな気持ちで信じていろいろ対策を取って行けば、いればきっとよくなります。