洗顔フォームは肌に強すぎて悪い、無添加せっけんは肌にやさしい
という話をよく耳にしますね。
そんな情報を信じて石鹸しか使わなかったのですが、
どうも洗顔石鹸ではつっぱる感じがしたり、
時々ニキビが出来たり。
毛穴の奥まで洗えているのかな…
宣伝や広告では
洗顔フォームの方がしっとり洗える
すべすべになるというのも目にしたりするし。
実際のところはどうなんでしょうか。
洗顔フォームとは
洗顔フォームと洗顔石鹸の違いはご存知ですか?
私は固形は石鹸、チューブタイプは洗顔フォームと思っていました。
ところが違うようです。
二つの違いは
配合されている成分と
、
弱アルカリ性か弱酸性か
というポイントにあります。
成分からみますと、
洗顔石?にはほとんどの商品の成分表示に
石けん素地が表記されています。
石けん素地とは石鹸原料の油脂(牛脂やパーム脂など)と
水酸化ナトリウム(アルカリ剤)を合わせた時に発生する鹸化(けんか)という
化学反応によって生成される固形石鹸のもとになる成分です。
石?は石けん素地そのものが洗浄成分となり
界面活性剤としての役割を果たしているので、
石けん素地だけで汚れや油分の洗浄ができるのも特徴です。
形として固形なら石鹸というわけではないということです。
液体状やチューブに入ったフォーム状であっても、
カリ石けん素地が主成分の場合は
石鹸に分類されます。
これにはあてまらない、洗浄成分に合成界面活性剤が使われている洗顔料は
洗顔フォームに分類されます。
合成界面活性剤は、本来ならば混ざる事のない水と油の境界面を
混ざりやすくする性質を持っていて、化学合成された成分です。
この性質によって肌の汚れや余分な皮脂を落としてくれますし、
乳化作用も持ち合わせているので、
水と油分が均等に混ぜ合わされた乳液やクリームを作るには欠かせない成分と言えます。
もう一つのポイント性質からみますと
石鹸はpHが8.0以上11.0以下の弱アルカリ性
洗顔フォームはpH3.0以上6.0未満で弱酸性です。
それぞれの特徴をみていきますと、
石鹸は天然成分を中心につくだれているのでお肌への刺激が少ない反面
保湿成分が少ないため、洗顔後の肌は乾燥しやすくなります。
敏感肌や乾燥肌は弱アルカリ性の石鹸で洗うと肌が中性に傾くので
乾燥が進行しやすいという可能性もあります。
また、泡立ちが弱いため、洗顔時の摩擦が肌へのダメージになる事もあります。
洗顔フォームでよく言われるデメリットは
化学成分がしげきになり肌トラブルの原因を作ってしまうという事です。
しかしその反面、
弱酸性で洗いあげるので、肌もそのままの弱酸性で保たれるので
洗い上がりのツッパリ感が感じにくいです。
洗顔フォームは豊かな泡が出来るので
摩擦による皮膚に負担をかけることが少ないと言えます。
また、洗顔フォームは、美肌成分や有効成分を配合できるので
ニキビケアや美白ケア(メラニンの生成を抑えてシミそばかすの原因を防ぐ)
エイジングケアにとっかしたアイテムが豊富です。
洗顔フォーム泡に着目のおすすめ
洗顔フォームの中で一番種類が多いのはペーストタイプのものですよね。
チューブに入っていて自分で泡立てて使います。
クリームタイプのものは泡立てないものもあるようです。
保湿力は高いけど、洗浄力が低いものが多いようです。
ジェルタイプもありますね。
肌にやさしいですが、洗浄力が弱いので、脂性肌の方には向いていません。
しっかりと洗える洗顔フォーム、
それは、泡で洗えるもではないでしょうか。
しっかりと弾力のある泡で洗顔が出来れば、
皮膚が直接肌に触れずに済むため、摩擦も防げます。
摩擦の刺激が少ないと、肌へのダメージは少なくて済みますし。
洗顔フォームの泡に期待できそうですね。
簡単にきめ細かい泡を簡単に使って洗顔ができるものとして
今ポンプ式の洗顔フォームが人気を集めています。
ポンプ部分を押すだけできめ細かい泡が出てくる画期的な洗顔フォームです。
しかし、デメリットとしてはペーストタイプと固形タイプに比べて
成分は薄めに作られているということです。
泡立って出てくるのですから、水分で薄められている商品であるということですよね。
それでも、時間がかけられなかったり、うまく泡が作れない主婦や子どもにとっては
強い味方のアイテムだと思います。
人気がありおすすめの洗顔フォーム
キュレル(花王)
肌の保湿成分であるセラミドを守って洗顔できます
肌荒れを防ぐための消炎剤もはいごうしているので、
肌トラブルに悩んでいる方にも向いています。
無香料無着色弱酸性、アルコールフリーというのも安心ですね。
乾燥性敏感肌の方のパッチテストを商品開発の段階で行っており
皮膚科でもすすめられると聞いたことがあります。
極潤ヒアルロン泡洗顔(肌ラボ)
ヒアルロン泡洗顔という商品名からも分かるように、
保湿成分であるヒアルロン酸が含まれています。
スーパーヒアルロン酸という普通の倍の水分を含める成分なので
乾燥肌の方に向いているでしょう。
保湿成分としてワセリンも配合しうるおいのある洗い上がりです。
実際に肌が潤ったという口コミも寄せられています。
もう一つの特徴は
メイクも落とすことが出来るので、ダブル洗顔いらず。
肌への負担も少なく、手間も少なく済みますね。
ニキビにも洗顔フォームがおすすめ
洗顔フォームでニキビに特化した
おすすめ商品
マシュマロホイップ(ビオレ)
肌に負担をかけずに汚れを落とすSPT(肌洗浄化技術)というのが取り入れられていて、
マシュマロのようにふわふわした泡で、洗いあがりはしっとりしています。
肌のタイプによって
ニキビができやすい肌、べたつきが気になる肌、普通肌混合肌、乾燥肌
の4種類の商品があります。
泡でしっかりと洗い上げ、でもつっぱり感はないように工夫されていますね。
オードムーゲ泡洗顔料(小林製薬)
肌トラブルに悩んでいる方にもおすすめの洗顔フォームです。
しっとり、さっぱりタイプの2種類ありますが、
特に、さっぱりタイプに注目したいです。
ニキビ予防に効果があるだけでなく、
保湿成分もしっかり配合されていて、
余分な皮脂はもちろん、メイクも落とすことができます。
汚れを落としながらもうるおいのある肌を作ることが出来る商品です。
まとめ
一概に石鹸がいい、洗顔フォームがいいとは言えないことが
良く分かりました。
それぞれの特徴を自分の肌と照らし合わせてみて
ぴったりと合うのが
自分にとって一番ですよね。
洗顔フォーム、紹介できなかった商品がたくさんあります。
色々と試していくと、これという商品に出会えるかもしれませんね。